北の零年

 久しぶりの映画です。サユリストとしてはぜひ見ておきたいとは思っていたのですが、たまたま機会が巡ってきました。す、すごいです。なにしろ人生のさまざまな出来事の描写が展開されています。人は理想のみに生きられなく、また夢も途中で砕け散りやすい・・。しかし夢を求めているとおとさ、渡辺謙の演じる複雑な人間像が、歴史に生きた人としてとても共感をよびました。そういうと非難ごうごうかもしれませんね。
 でも、明治時代の我が郷土の歴史をひいてくるまでもなく、激動の中で、それぞれの人たちが取った行動は、とても否定できない重さがあるものです。そして私達の今の暮らしがあるようなのです。
 歳のせいか、涙が止まらない場面も何度か続きました。そして、シニア料金1,000円で入場できたのも幸いでした(倉敷イオンにて)