ゆっくりとした日

 母(81)と母の実家を訪問。久しぶりだ。突然の訪問であったが従兄弟夫妻の歓迎にあって昼食までよばれてしまった。従兄弟が体を悪くして、残った田んぼを手放すことになったそうだ。息子達はそれぞれ独立し、農業をすることはなさそうだとか。そのうち我が家もそうなるかもしれないなと、おぼろげな予感をいだきながら聞いていた。しかし我が家のところは農業振興地域で、そこが従兄弟のところとは違う。どうなるか?
 従兄弟の奥方が、西国や四国88など、けっこうあちこちとまわっている。納経帖を見せてもらいながら、意外な一面をのぞいた思いだった。もっとも向こうにしてもそうかもしれない。そんなことに興味を示す私だとは思わなかっただろう。
 午前中にのぞいて、とうとう昼間いちにち居つづけた日であった。