忠臣蔵

 「瑶泉院の陰謀」と名を付けた「女忠臣蔵」ともいえるTVドラマ。忠臣蔵を久しぶりに見たのだが、あいかわらず楽しめた。忠臣蔵ものならなんでも楽しめるわれではあるが?。
 従来と違うのは、討ち入り後の10年の経過に触れているところ。ただ事実と違うのは、芝居化されたが、当時はもろに赤穂浪士ものははばかられ、「仮名手本忠臣蔵」という塩谷判官ものになったのを、このドラマでは赤穂浪士忠臣蔵にしてしまっていたことなど。そのせいもあって最後のハッピーエンドは少々興ざめであったがどうだろう?。
 しかし「刃傷松の廊下」は流行るが「雪中吉良邸討ち入り」がないのはなぜだろう?。あ、「俵星源馬」があるか?でも、決定的瞬間を描いた演歌がなぜかない?この不思議?
 いろいろと世間や社会には不思議が多い。論争からすれば共産党がもっとも正当な主張をしているのだが、なぜか自民や民主が主流をしめ、最近はなぜか右翼的な勇ましさがまかりとおる・・・人の世は「待つ」ことが必要なのだろうか?このドラマも「待て」と言っていた。