もう一つの洪水絵図

 今日は岡山大学に出かけました。以前に「帯高の歴史」編纂のなかで見つかった「嘉永三年洪水絵図備前版」を文学部の倉地教授にみてもらうためです。これは我が家の近くの片山家にそのときの洪水絵図 http://www1.harenet.ne.jp/~sugi/obie/kouzui.htm があるのですが、それとは別に備前の大供村の石井家から出たとみられる「洪水絵図」が見つかったものです。発見者の中山さんといっしょでした。

 倉地先生は「水害の被害を受けた当事者の片山家などの絵図はしられていたが、当時の岡山藩の人々もこの洪水に注目し、同じ条件にある備前側での教訓として残そうとしたようだ。以前の片山家のものよりももっと広範囲に描かれており、新しい情報が多く含まれている。非常に貴重なものです。」などと語られておられました。
 山陽新聞や山陽テレビの取材も受け、中山さんも「ようやくこの絵図が日の目を見ます」と喜んでおられました。
 この様子は18時20分ごろの山陽テレビイブニングニュースで詳しく報道されました。