年越し派遣村

 先日のテルサでついつい議論してしまいました。例の年越し派遣村についてです。同年輩の女性が「あの人たちはおかしい!普通なら乏しい収入からでもちょっとづつ貯金していて、突然首になっても半年ぐらいは大丈夫なんだと思う。自分のたらずを棚に上げて、他人に頼るのはどうかな〜。」なんてのたまわれるのです。う〜ん。ちょっと熱くなって議論してしまいました・・・。(自己嫌悪・・・)
 私たち団塊の世代で人生を過ごしてきた人達は、やはりそんな感覚があるのでしょうね。高度成長の時代の社会感覚が・・・。
 ということで、今日は友人のブログから素敵なものを見つけてしまいました。
「"派遣切り"と闘う〜東京・派遣ユニオンの1か月〜」
http://jp.youtube.com/watch?v=4ImGLclJSog
というビデオです。NHKのドキュメンタリーが3部作で載っています。ぜひ彼女にもみてほしいけど、多分ネットなどに縁の無いお方ですから無理でしょうね?。

 そういえば、先日岡山県労会議に行ったときのこと。労働相談の近況について訪ねたのですが「今は忙しい、忙しい。もう疲れた。ただ組合に入れて団交に行けばよかったのは昔の話になった。今日明日から食えないから何とかしなくちゃあならない・・。というようなことが増えてきた。団交なんかやる前の話が多い・・。」
 う〜ん。私にも何か出来ることは無いだろうか??。というと「おたくでは今、新しく雇うことが出来ない?。」と言われました。あ、そうなんですね。でも、わが身を振り返ると、人件費比率80数%の経営数字です。あと1人雇うとたちまち赤字転落。とても余裕が・・・。
 人間社会はあっという間に残酷なことになってきています。やはり社会的な運動の力で「改革」(社会変革)を目指さないといけないのです。あらためて決意を新たにしている昨今です。