映画・怪人20面相

 なかなか面白かったです。なかでも時代設定が「日米講和で太平洋戦争がなく、支配層としての華族制度や旧日本軍が残ったままで、昭和24年(1949年)になった。」ということや、その東京に「東京タワーや財閥の超高層ビルが建ち、孤児たちが暮らすスラムが広大に広がっている・・・」という設定が興味深かったです。
 「怪人20面相」は大昔にラジオドラマで聞いたようなきがします。そのときの筋などはあまり覚えていないのですが「怪人20面相と名探偵明智小五郎の関係は??」などと考えながら見ていました。
 現代の社会にも通じるテーマも底に流れていて、松たかこ?の好演と最後のシーンが特に良かったですね。久しぶりに気持ちよい映画でした。