神の手

 これは数年前に騒がせた考古学上のあのことではない。今回読んだこの小説。あまりの印象の強さに、ついついここへ残したくなった。「ものを書くというのはね、体の中に怪物を1匹飼っているということと同じなの・・・」このような感覚にまで達することは誰にできるのであろうか?想像だにできそうも無い。そういう意味で、本当にショッキングというか、うらやましい物語であった。

神の手 (集英社文庫)

神の手 (集英社文庫)