伯父と伯母

 母と、伯父と伯母の墓参り。伯父は岡山師範学校に通い総社市秦片岡家に婿入り。小中学校教師、校長を経て退職、まもなく亡くなった人。我が家族では自慢の伯父である。葬式とその後の法事以来の墓参り。もう20年近くになる。伯父の妻は元気で「もうぼけかけ」といいながらお墓まで案内してくれる。90歳。伯父の亡くなった20年前と少しも変わらない。素晴らしい。いつのまにか自然退職した我のほうが話題になってしまうような時代なのだろうか?
 伯母も旧山手村岡谷友野家に嫁入りして、病弱を心配されながら、90歳近くまで健在であった。義伯父のほうが早く亡くなり、周囲が驚いたのを覚えている。墓地を探してようやくたどり着く。元幸山城で重きをなしたという友野家の先祖墓が隣にある。「元殿様だからね」とは母の弁。戦国武将から江戸期は在地豪族としてすごしたのであろう。いつも「帯江の・・・」と言っていたという伯母。生まれ故郷を偲びながらの晩年であったようだ。われにとっても懐かしい伯母である。
 ということで、今日は父方を巡った。お昼の回転寿司のせいでもないだろうが、なんだか母も乗ったようで明日は母方を巡ると言う。