ちょっとしたきっかけで、しかも洒落で始めた西国33観音巡りでしたが、遅い夏休みを利用して残った21箇所をまわり終えてしまいました。
 何年かかるかと思っていたのですが、5ヶ月あまりとは我ながら早かったものです。
 でも、廻り終えて感じるのは、33箇所それぞれに個性があり、またそれぞれが数百年に裏打ちされた深さがあるということです。数百年間におまいりされた膨大な方々の人生がつまっている33観音霊場という重みをじっくりと味わいたいものです。私はまだその表面をなでたに過ぎないようです。また機会を作っていって見たいな・・などと思っています。
 もうひとつは、これは壮大なゲームだということです。四国88箇所もそうですが、西国33には四国とはまた違った趣があり、なかなか楽しいゲームです。数百年から千年もの間、先輩たちがとりつかれたゲーム!こんなものが他にあるでしょうか?花山さんという人がもし現代におられたなら、おそらくTVゲーム作者として名をはせ、ビルゲイツ以上の時の人になったかも・・・なんて妄想しながらの、満願感想でした。